維新、梅村氏の法務委員更迭 「ハンスト」発言巡り
2023年05月18日22時54分
日本維新の会は18日、入管施設でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した問題を巡り、同党の梅村みずほ参院議員の発言が不適切だったとして、所属する参院法務委員会の委員を更迭すると発表した。週明けにも党紀委員会を開き、処分を検討する。
ウィシュマさん死因「ハンスト」 維新議員発言、与野党が問題視
梅村氏は16日の同委で、ウィシュマさんの死因について「ハンガーストライキによる体調不良だったかもしれない」と発言。藤田文武幹事長は18日の記者会見で「党の指導や指示を逸脱した」と更迭理由を説明した。
馬場伸幸代表はこの後のBS11番組で「(梅村氏の質疑は)非常に稚拙で、議員としての訓練ができていない。厳しい処分になる」と語った。
梅村氏の発言に関し、出入国在留管理庁の西山卓爾次長は18日の同委で「ハンガーストライキを行った事実は認めていない」と述べた。社民党の福島瑞穂氏への答弁。
これに対し、梅村氏は「デマではない。(発言に)根拠はある」と主張。「ウィシュマさんの死の真相を知りたいと考え抜いた。推知した可能性を発言しないのは、国会議員としての職務怠慢だ」などと涙を浮かべながら唱えた。