公取委、三愛オブリ子会社に警告 ガソリン不当廉売の恐れ
2023年05月17日15時38分
東証プライム上場で石油卸事業などを手がける「三愛オブリ」の子会社「三愛リテールサービス」(東京都品川区)が、運営していた茨城県土浦市の給油所でガソリンを不当な低価格で販売したとして、公正取引委員会は17日、独禁法違反(不当廉売)の恐れがあるとして警告したと発表した。
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発表によると、三愛リテール運営の「オブリステーション木田余西台給油所」では1月末~3月7日、レギュラーガソリンを1リットル当たり140~143円で販売。仕入れ価格を下回る安さで、周辺地域の競合他社の事業活動を困難にさせる可能性があったという。
三愛リテールは全国約130カ所で給油所を運営。取材に対し「再発防止に努める」とコメントした。