最大野党、侯氏擁立を決定 主要3党候補出そろう―台湾総統選
2023年05月17日18時32分
【台北時事】台湾の最大野党・国民党は17日、党中央委員会を開き、来年1月13日に行われる総統選に侯友宜・新北市長(65)の擁立を決定した。第3党の民衆党も17日、党主席(党首)の柯文哲・前台北市長(63)を公認候補に指名。与党・民進党は4月に頼清徳副総統(63)の擁立を決めており、総統選に向けた主要政党の候補が出そろった。
侯氏は擁立決定を受け、党本部で「一致団結して再び政権を取り戻す」と決意を表明した。元警察官僚の侯氏は庶民的なイメージで人気が高く、昨年11月の新北市長選で圧倒的支持を得て再選した。鴻海(ホンハイ)精密工業創業者の郭台銘氏も国民党の公認獲得を目指す考えを表明していたが、選ばれなかった。