横田忠義さん死去 バレーでミュンヘン五輪金、75歳
2023年05月17日10時07分
バレーボール男子で1972年ミュンヘン五輪金メダリスト、横田忠義(よこた・ただよし)さんが9日、死去した。日本バレーボール協会が17日に発表した。75歳だった。葬儀は近親者で執り行われた。
香川県三豊市出身。多度津工高(現多度津高)から強豪の中大へ進み、松平康隆監督率いる全日本に19歳で選ばれた。68年メキシコ五輪銀メダル。70年に松下電器(現パナソニック)入り。193センチの身長から放つ強烈なクロススパイクなどを武器に、同世代の大古誠司、森田淳悟と「ビッグスリー」と呼ばれた。
ミュンヘン五輪は腰痛を押して奮闘。準決勝のブルガリア戦では、腰に自転車のチューブを巻いて打ちまくり、0―2からの「奇跡の逆転」に貢献した。
引退後は日本電気ホームエレクトロニクスの監督を務め、94、95年には全日本女子監督を務めた。