毒島章一さん死去、87歳 東映一筋、スカウトでも手腕―プロ野球
2023年05月16日15時16分
プロ野球の東映(現日本ハム)外野手として活躍し、西武のスカウトとしても手腕を振るった毒島章一(ぶすじま・しょういち)さんが亡くなったことが16日、分かった。87歳だった。群馬県出身。葬儀は20日午後1時から東京都杉並区高井戸西2の8の1の富士見ケ丘駅前ホールで。喪主は長男大輔(だいすけ)さん。
群馬・桐生高から1954年に東映入団。高校時代は投手だったが、プロ入り後に野手に転向した。打撃と走塁には定評があり、通算106三塁打は歴代2位。57年6月23日の近鉄戦でサイクル安打を達成した。東映一筋にプレーし、71年限りで現役を引退。61~62年にかけて、現在もパ・リーグ記録として残る900打席連続併殺打なしをマーク。2001年に金本知憲(広島)に抜かれるまではプロ野球記録だった。
プロ18年間で2056試合に出場し、通算1977安打を放って打率2割7分7厘、122本塁打、688打点、191盗塁。ベストナイン3度。引退後は西武などでコーチやスカウトを歴任した。