ボールは投資家に　マネックスグループの松本大社長

　▽…東証の市場改革で「ボールは投資家の側に回った」と話すのは、マネックスグループの松本大社長（５９）。昨春の市場区分再編に続き、上場企業に資本効率の向上を促す施策も出そろった。今後は投資家側が企業との対話を通じ、経営の改善をチェックすることが重要になるとみる。
　▽…当初は上場基準を満たさずとも希望の区分に移れたため、旧東証１部の企業の大半がプライムに横滑り。その後、東証は経過措置を３年に区切り、企業に株価や資本効率を意識した経営も要請した。松本氏は「最初は駄目だったが、挽回した」と評価。「今年は株主総会の様子も相当変わるはず」と期待する。