犠牲者42人へ黙とう 信楽鉄道事故32年―滋賀
2023年05月14日12時30分
滋賀県信楽町(現甲賀市)で1991年、信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車が正面衝突し、42人が死亡した事故は14日、発生から32年を迎えた。現場近くの慰霊碑前では追悼法要が営まれ、遺族らが祈りをささげた。
今年は新型コロナウイルス対策で実施されてきた参列者の制限などを撤廃。4年ぶりに通常の規模で開催され、遺族やSKRの正木仙治郎社長、JR西の長谷川一明社長ら計30人が参列した。
黙とうや献花に続き、両社長が「追悼の言葉」を読み上げた。正木社長は「法令順守と冷静沈着な行動の大切さを徹底する」とし、長谷川社長は「事故の反省を心に刻み続ける」と誓った。