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ミャンマー国軍に暴力停止要求 ASEAN首脳会議閉幕―インドネシア

2023年05月11日20時13分

11日、インドネシア東部ラブアンバジョで、記者会見するジョコ大統領(中央)とルトノ外相(左)ら(同国政府提供・時事)

11日、インドネシア東部ラブアンバジョで、記者会見するジョコ大統領(中央)とルトノ外相(左)ら(同国政府提供・時事)

  • 11日、インドネシア東部ラブアンバジョで、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に出席した各国首脳ら(AFP時事)

 【ジャカルタ時事】インドネシア東部フローレス島のラブアンバジョで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は11日、2日間の日程を終えて閉幕した。クーデターで実権を掌握したミャンマー国軍に対し、暴力の即時停止などを盛り込んだASEANとの5項目の合意事項の履行を求めることを改めて確認した。

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 議長国インドネシアのジョコ大統領は会議終了後に記者会見し、2021年に合意した5項目の履行状況に進展がないことを踏まえ「これからも全ての利害関係者と交渉を続けていく」と強調。一方で「関与していくことと、相手の立場を認めることは別の問題だ」と述べた。今回の首脳会議にミャンマー国軍代表は招待されていない。
 首脳会議では、中国が覇権主義的な動きを強める南シナ海情勢についても議論が交わされ、互いの信頼関係を高め、平和的に解決していくことも確認した。国境を越えて横行しているオンライン経由の人身売買の撲滅を誓う宣言も採択。ASEAN地域での電気自動車(EV)の利用促進や、域内決済の簡素化に向けた作業部会の設立でも合意した。

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