高見のっぽさん死去 NHK「できるかな」、88歳
2023年05月10日18時26分
NHKの教育番組「できるかな」で、「ノッポさん」として親しまれた俳優の高見のっぽ(たかみ・のっぽ=本名嘉明=よしあき)さんが昨年9月10日に心不全のため死去していたことが10日、分かった。88歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
京都市出身。NHK教育テレビ(現Eテレ)で1966年から90年まで放送された子ども向け番組「なにしてあそぼう」と後継の「できるかな」にノッポさん役で出演した。言葉を話さずジェスチャーのみで工作を披露し、相棒の「ゴン太くん」と共に人気を集めた。
2005年にはNHK「みんなのうた」で、作詞も担当した「グラスホッパー物語」を歌った。曲を舞台化したミュージカルでは原案、脚本などを担当し、主演も務めた。
作家としても、「ノッポさんのえほん」シリーズやエッセー、自伝などの著書がある。
事務所によると、「訃報の知らせは半年以上控える」との本人の希望を受けて、誕生日の10日に公表した。