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反王室活動家拘束が物議 「強圧的」と批判、法的措置も―英

2023年05月09日18時35分

6日、ロンドンで行われた英国王の戴冠祝賀パレードの近くで、警察に連行される反王室デモの参加者(AFP時事)

6日、ロンドンで行われた英国王の戴冠祝賀パレードの近くで、警察に連行される反王室デモの参加者(AFP時事)

 【ロンドン時事】チャールズ英国王の戴冠式で、反王室グループの活動家らが多数拘束されたことを巡り、警察の「強圧的」とも取れる手法が物議を醸している。警察は8日夜の声明で「遺憾」を表明したが、グループは経緯に関する全面調査を要求、法的措置を取る準備を進めている。

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 6日のロンドンでの戴冠祝賀パレードの際、警察は迷惑行為の疑いなどで計64人を拘束。抗議デモを企画した圧力団体「リパブリック(共和制)」のグレアム・スミス代表もパレード前に逮捕され、16時間にわたり拘束された。警察は後にスミス氏を訴追しない方針を確認し、一部がデモに参加できなかったことは「遺憾だ」と述べた。
 スミス氏によると、8日夜に警察関係者3人が自宅を訪れ個人的に謝罪。しかし同氏は受け入れず、「恥ずべき出来事」の調査を求めていくと強調した。
 戴冠式を巡っては、直前に警察権限を強化する新法が成立。警察はこれを根拠に活動家らを拘束したが、大半が不起訴処分となっている。

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