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プーチン氏、赤の広場で演説 「本物の戦争」祖国防衛訴え―ウクライナのドローン警戒

2023年05月09日19時23分

9日、モスクワの「赤の広場」で、演説に臨むロシアのプーチン大統領(AFP時事)

9日、モスクワの「赤の広場」で、演説に臨むロシアのプーチン大統領(AFP時事)

  • 9日、モスクワの「赤の広場」で行われた軍事パレードで、敬礼するロシアのショイグ国防相(EPA時事)
  • 9日、モスクワの「赤の広場」で行われる軍事パレードに向かう地対空ミサイルシステム「S400」搭載車両(EPA時事)
  • 9日、モスクワの「赤の広場」で行われる軍事パレードに臨むロシア兵たち(EPA時事)

 ロシアのプーチン大統領は9日、モスクワの「赤の広場」で、旧ソ連によるに合わせて演説した。ウクライナ侵攻が長期化する中、自国が「本物の戦争を仕掛けられている」と現状認識を表明。ウクライナ東・南部で戦う兵士を誇りに思うとたたえ、勝利に向けて団結を呼び掛けた。

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 ゼレンスキー政権とそれを支援する西側諸国を「ナチス」と重ね合わせて非難するとともに、ロシア国民に占領地も含めた「祖国防衛」を訴えた。
 軍事パレードも、「ウクライナのドローン攻撃」を警戒しつつ実施。独立国家共同体(CIS)の各国首脳が急きょ招待され、孤立したイメージの回避を狙った可能性がある。外国メディアの取材は制限した。
 プーチン氏は、中国は第2次大戦で日本の軍国主義と戦ったとも述べた。パレードではクリール諸島(北方領土と千島列島)を防衛するロシア軍部隊も紹介。対ロシア制裁を科す「非友好国」の日本をけん制したもようだ。
 パレードには兵員1万人以上、戦車や大陸間弾道ミサイル(ICBM)など約125両が参加。モスクワは厳しい防空態勢が敷かれ、航空機はリハーサル時から姿を見せなかった。

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