拉致家族会「手応えあった」 4年ぶり訪米から帰国
2023年05月07日21時07分
拉致問題の早期解決への協力を求めるため、4年ぶりに米国を訪れていた北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)が7日午後、帰国した。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(54)は羽田空港で記者団に「運動方針に理解をいただけたという感触をつかめた。手応えのある、実感のある結果を導けた」と話した。
米国では、シャーマン国務副長官や国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官、駐日大使を務めたハガティ上院議員らと面会した。親世代が存命のうちに、全拉致被害者を一括帰国させることを条件に、「日本が北朝鮮へ人道支援を行うことに反対しない」との運動方針などを説明し、理解を求めた。