IAEAが警告 「予測不能で危険」―ザポロジエ原発
2023年05月07日19時27分
【カイロ時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は6日、声明を出し、ウクライナ南部ザポロジエ原発一帯について「状況がますます予測不能になり、危険性が高まっている」と警告した。ザポロジエ州のうちロシア軍が占領する地域では、親ロシア派の暫定行政当局による住民の疎開開始が伝えられ、ロシア側の「挑発行為」が警戒されている。
グロッシ氏は「ザポロジエ原発が直面している非常に現実的な核の安全上の問題について、私は深刻に懸念させられている」と強調。原発職員は現場にとどまっているものの「以前にも増して緊張している」と指摘した。