菅田将暉、役作りで食事制限「キャベツの千切りを…」　役所広司が絶賛、映画「銀河鉄道の父」公開

　俳優の役所広司、菅田将暉、森七菜らが５日、東京都内で映画「銀河鉄道の父」（成島出監督）の初日舞台あいさつを行った。

　同映画は直木賞を受賞した門井慶喜さんの同名小説が原作で、無名だった生前の宮沢賢治を支えた父と家族の物語が描かれる。主人公で賢治の父・政次郎役を演じた役所は「子供も親も一緒に成長していく物語だと思います」。賢治役の菅田は「（今作を見ると）家族や、いろいろな人の顔が浮かぶはず。ぜひ連絡を取ったり、会ったりしていただけたら」と呼び掛けた。

　今回、菅田は役作りのため、食事制限をして体重を落としたという。舞台あいさつでは「岐阜県恵那市で撮影していた時も、あまり食べられなかった。ロケ地で何を食べましたか？」とキャストに尋ねる場面も。役所が「差し入れで頂いた五平餅」と振り返ると、菅田は「うまそうだった！　一口しか食べていない…」と残念そうだった。

　これを受け、司会者に「（同地で）何を食べていた？」と聞かれた菅田は、「近くのスーパーでキャベツの千切りを買って食べました」と告白。「それが仕事なんですよ」と付け加えると、役所が「役者のかがみだね」と絶賛していた。