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ペンダントから女性のDNA デニソワ洞窟で発見、約2万年前か

2023年05月04日00時16分

ロシア南部「デニソワ洞窟」で見つかったシカの歯のペンダント。付着したDNAから女性が作ったか身に着けたと分かった(ドイツ・マックスプランク研究所提供)

ロシア南部「デニソワ洞窟」で見つかったシカの歯のペンダント。付着したDNAから女性が作ったか身に着けたと分かった(ドイツ・マックスプランク研究所提供)

  • ロシア南部「デニソワ洞窟」で見つかったシカの歯のペンダントを女性が身に着けている想像図(Myrthe Lucas氏提供)
  • ロシア南部「デニソワ洞窟」の外観(Richard G. Roberts氏提供)

 ロシア南部アルタイ山脈にある旧石器時代の遺跡「デニソワ洞窟」で、ペンダントとみられる穴の開いたシカの歯が見つかり、付着した人の細胞核DNAを採取して解読したところ、性染色体から女性と分かった。ドイツ・マックスプランク研究所などの国際研究チームが3日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。女性はこのペンダントを作ったか、身に着けていた可能性が高いという。

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 人やシカの細胞小器官ミトコンドリアのDNAも採取して解読し、年代がはっきりしている別のDNAとの比較から、2万5000~1万9000年前と推定した。女性は当時、ユーラシア大陸北東部にいた集団と近縁とみられる。

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