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バウアー、追い風となるか 3日初登板―プロ野球DeNA

2023年05月02日07時09分

イースタン・リーグの西武戦で先発したDeNAのバウアー。5月3日の広島戦で1軍初登板を迎える=4月16日、横須賀スタジアム

イースタン・リーグの西武戦で先発したDeNAのバウアー。5月3日の広島戦で1軍初登板を迎える=4月16日、横須賀スタジアム

 セ・リーグで首位を走るDeNAに、さらなる追い風となるか。新外国人のトレバー・バウアー投手(32)が、3日の広島戦で1軍初登板を迎える。3月に入団後は主に2軍で調整し、イースタン・リーグで球数を増やしながら3試合に出場。三浦監督は「僕自身も楽しみ。大きな戦力が加わった」と期待を寄せる。

バウアー、準備着々 新人松尾とバッテリープロ野球・DeNA

 米大リーグ通算83勝の右腕。2015年から5年連続で2桁勝利を挙げ、レッズ時代の20年にはサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた。21年に女性への暴行疑惑が浮上し、出場停止処分などを経て今年初めにドジャースを退団。実戦のブランクもあったが、DeNAは調査を進めて獲得を決断。萩原チーム統括本部長は「彼は間違いなく、罪に問われている人ではない」と強調した。
 直球の平均球速96マイル(約154キロ)以上を目指し、選んだ背番号は96。スライダーやカーブなど変化球の切れは抜群で、130キロ台で鋭く落ちる新球種「スプリットチェンジ」も習得した。「最終的には全ての打者を三振に取りたい」と意欲的だ。
 新天地の野球にいち早く適応するため、工夫を重ねてきた。日本の使用球を半分に切り、硬さや縫い目を念入りに確認。実戦では、各回初めの投球練習前にバックスクリーン方向へ3回ほど腕を振ってからマウンドに上がる。「米国だと8~10球投げていたが、日本では(5球までで)少ない分、腕を振っている」
 明るい雰囲気のチームに、早くもなじんでいる。「フレンドリーに迎えてくれて感謝したい」。ともに2軍で調整していたエースの今永について「直球が良い質をしているので、彼から学びたい」と語るなど、向上心は高まっているようだ。「一番大事なのはとにかく勝つこと。優勝を勝ち取りたい」。25年ぶりのリーグ制覇に向け、その投球に注目が集まる。

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