佐渡へ新フェリー就航 観光活性化に期待―新潟県上越市〔地域〕
2023年05月01日12時46分
新潟と佐渡を結ぶ佐渡汽船に新カーフェリー「こがね丸」が就航し、運航初日の4月29日、花角英世知事らが参加して記念イベントが開かれた。こがね丸は新潟県上越市の直江津港と佐渡市の小木港を1日2往復。「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録などを視野に観光の活性化に期待している。
こがね丸は全長116.5メートルで旅客584人、乗用車150台の積載が可能。佐渡汽船が2022年に宇和島運輸から購入した。一等船室には愛犬と過ごせるウィズドッグルームやドッグランも備える。
花角氏は「来春には北陸新幹線の敦賀延伸が予定されており、『佐渡島の金山』の世界遺産登録も順調に行けば来年には実現する運びになっている。この動きを見すえながら新潟・佐渡航路の活性化に取り組みたい」とあいさつ。上越市の中川幹太市長も「新幹線延伸で関西方面からの観光客を呼び込み、カーフェリーで佐渡を訪れてもらいたい」と期待を込めた。