世界一の侍、また栄誉 栗山監督「つなげていく」―紫綬褒章
2023年04月28日05時40分
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶりの優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」に、新たな栄誉が加わった。栗山英樹監督は「多くの皆さんに野球の楽しさを感じてもらった。これをどうやって続けていくのかが重要。スポーツの大きさを改めて感じたので、しっかりつなげていく」と受け止めた。
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WBCでは、野球に興味がなかった人をも熱狂させる戦いぶりだった。準決勝のメキシコ戦は終盤に劣勢をはね返し、逆転サヨナラ勝ち。決勝では最強の相手、米国に真っ向勝負で競り勝った。
今回の侍ジャパンを「二度とああいうチームはつくれないぐらい」と振り返る。早い段階で、日本ハム時代の教え子である大谷翔平選手(エンゼルス)や米大リーグで確固たる地位を築いたダルビッシュ有投手(パドレス)らに参加を決心させ、一体感のあるチームづくりに成功した。
大会後、準備段階から苦労した点などを書き出す作業をしているという。「次の世代に残す責任がある。野球に恩返しをできるようにやっていく」。結果を出せば仕事は終わり、という考えはないようだ。