AI製の写真に賞 独芸術家の行為で論争
2023年04月23日13時31分
【パリAFP時事】ドイツの芸術家が人工知能(AI)で作った画像で写真賞「ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード」に応募し受賞が決まった。しかし、芸術家はAI画像だと明かした上で賞を辞退する騒ぎになっている。
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問題の芸術家ボリス・エルダグセン氏によるAI作品の受賞が決まったのは3月中旬。主催者は当初「だました」と非難していたが、エルダグセン氏が18日に猛抗議すると、公式の文書から非難の言葉は消えた。
AIを巡る議論を喚起したかっただけだとエルダグセン氏は主張する。「AIの画像と、普通の写真を、互いに競わせるべきではない。私はあえて『生意気な子供』になってみせ、AIによる画像にどれだけ主催者が準備できているか見ようとした。その結果、できていなかったということだ」と述べている。