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浜田防衛相、北朝鮮ミサイル迎撃準備を命令 「軍事衛星」発射に対応―陸海空自衛隊、沖縄へ展開

2023年04月22日19時08分

北朝鮮の国家宇宙開発局を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(右から2人目)。金総書記の娘(右端)が同行した=18日(朝鮮通信・時事)

北朝鮮の国家宇宙開発局を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(右から2人目)。金総書記の娘(右端)が同行した=18日(朝鮮通信・時事)

 防衛相は22日、北朝鮮の弾道ミサイルが日本の領域に落下する事態に備え、破壊措置の準備を自衛隊に命令した。これを受け、陸海空自衛隊の関係部隊は沖縄方面を中心に、ミサイル防衛(MD)による迎撃に必要な態勢に入る。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が「軍事偵察衛星」の打ち上げを指示したことを踏まえた対応だ。

領域落下予測、ブースター捕捉か 北朝鮮は新型ICBM発射―防衛省

 弾道ミサイル破壊措置は自衛隊法82条の3の規定に基づく。2016年8月以降は常時発令状態となっているが、部隊を移動させる必要があることから準備命令を出した。防衛省幹部は「北朝鮮は明確に発射の意図を示している」と強調した。
 北朝鮮は「人工衛星」と称して事実上の長距離弾道ミサイルを発射してきた。今回「衛星」を発射すれば、16年2月の「光明星4号」以来。この時は沖縄上空を通過したため、防衛省は同様のコースとなる可能性があるとみている。
 命令を受け、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した海自のイージス艦が日本周辺海域に展開。空自の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)部隊と航空システム通信隊は沖縄県で準備作業を進める。

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