最後のパンダ死ぬ 中国から貸与、10月返還予定―タイ
2023年04月21日05時43分
【バンコク時事】タイのチェンマイ動物園は21日までに、雌のジャイアントパンダ「リンフイ」が死んだと発表した。21歳だった。中国から2頭貸与されたパンダの最後の1頭で、10月に返還される予定だった。
動物園によると、リンフイは18日に体調が悪化し、中国の専門家も協力して治療をしたが、19日未明に死んだ。病気などの兆候はなく、タイと中国の合同チームが詳しい死因を調べる。
リンフイは2003年に雄の「チュアンチュアン」と共に中国から貸与され、冷房付きの部屋で過ごしていた。09年に人工授精で誕生した赤ちゃんは、既に中国へ返還されている。チュアンチュアンは19年、心不全で急死した。