ＩＰＥＦ交渉、年内合意を「楽観」　順調に前進―米通商代表

　来日した米通商代表部（ＵＳＴＲ）のキャサリン・タイ代表は２０日、東京都内で記者会見した。タイ氏は、日米など１４カ国による経済圏構想「インド太平洋経済枠組み（ＩＰＥＦ）」について、「多くの分野で交渉を行い、順調に前進している」と説明。年内の合意実現を「とても楽観している」と語った。

米、ＩＰＥＦ実現が最優先　中国けん制に「あらゆる手段」―通商報告

　ＩＰＥＦは中国経済への過度な依存からの脱却を念頭に、「貿易」「サプライチェーン（供給網）」「クリーン経済」など４分野で共通ルールを構築する。１１月のアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会合までに全４分野の合意を目指す。