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慶大の清原、ひたむきに 初安打に続くアーチなるか―東京六大学野球

2023年04月19日05時35分

法大3回戦でベンチを見る慶大の清原=10日、神宮球場

法大3回戦でベンチを見る慶大の清原=10日、神宮球場

  • 法大3回戦で、リーグ戦初安打を放つ慶大の清原=10日、神宮球場

 高い注目度と向き合いながら、バットを振っている。東京六大学野球リーグ、慶大の清原正吾内野手(20)。3年生になった今春から「7番一塁」で先発出場し、プロ野球歴代5位の通算525本塁打を記録した父の和博さんが神宮球場のスタンドで見守る中、リーグ戦初安打を放った。「チームの勝利のためなら、どんなことにも取り組む」。ひたむきに汗を流す。

清原、待望の初安打 東京六大学野球・慶大

 186センチ、90キロの堂々たる体格で、精悍(せいかん)な顔立ち。神奈川・慶応高から入学後、野球部の門をたたいた。高校時代はアメリカンフットボール部、中学ではバレーボール部に所属。野球に取り組むのは小学6年生以来となった。大学2年生の秋、早慶戦で代打に起用されて右飛。初めてリーグ戦の舞台を踏んだ。
 今春は背番号「3」。8日からの法大との開幕カードは1、2回戦とも2打数無安打で途中交代。相手左腕の尾崎完太投手と右腕の篠木健太郎投手に封じ込まれたが、3回戦の1打席目、尾崎の変化球を捉えた打球が三遊間を抜いた。「全部(の球を)打ちにいくつもりだった」
 初安打には「結果が出てよかった」。しかし、続く2打席は尾崎、篠木の前に空振り三振に倒れ、その試合に敗れて勝ち点を逃し「チームも自分も、投手に負けていた部分がある」と反省。堀井哲也監督は「両投手は大学トップレベル。いい経験だし、これをどう生かしていくか」と語った。
 慶応高在学中の弟、勝児内野手は今春の選抜高校野球大会に三塁手で出場。和博さんが大阪・PL学園高時代に13本塁打を記録した甲子園の大舞台に立ち、安打も放った。弟の背番号「5」は父の巨人時代と同じ。兄は「3は好きな番号」といい、父が西武で付けていた意識も「多少、あります」。神宮で初アーチを架けるのはいつになるか。

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