22年度の緊急発進778回 中国無人機増、気球警戒も―防衛省
2023年04月18日11時42分
防衛省は18日、領空侵犯の恐れのある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)が、2022年度は778回だったと発表した。約4分の3が中国機に対するもので、特に無人機への対応が急増。今年2月の米国による中国の偵察気球撃墜を受け警戒を強化したため、国籍や正体不明の飛行物体などを示す「その他」も増加した。
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緊急発進は前年度比で226回減ったが、高い水準で推移。浜田靖一防衛相は定例記者会見で「中国機およびロシア機の活発な活動は継続しており、厳正に対応したい」と警戒感を示した。