初の実用衛星打ち上げ成功 米宇宙企業のロケットで―ケニア
2023年04月17日15時43分
【ナイロビAFP時事】東アフリカのケニアが開発した地球観測用衛星が15日、米カリフォルニア州から宇宙企業スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げられ、軌道投入に成功した。同社が明らかにした。
ケニアは2018年に超小型衛星を打ち上げたが、本格的に運用する衛星は初。衛星はスワヒリ語で「国家」を意味する「タイファ」の1号機で、ケニアの技術者が設計・製造した。
衛星は、大規模な干ばつに見舞われているケニアに必要な農業・環境分野のモニタリング用データを提供するという。ケニア国防省とケニア宇宙機関はこれより先、共同声明を発表し、打ち上げについて「草創期にある(ケニアの)宇宙経済活動」の振興に向けた「重要な一里塚だ」と強調していた。