スリランカ債権国会合が発足 日本主導、中国にも呼び掛け
2023年04月14日11時07分
【ワシントン時事】昨年5月に事実上のデフォルト(債務不履行)に陥ったスリランカの債務問題を解決するため、多国間の新たな会合が日本主導で発足した。債務減免や返済期限の延長などについて、債権国が集まって協議する。スリランカに対する最大の債権国の中国にも参加を呼び掛ける。
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20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などが開かれた米ワシントンで13日、日本やインド、フランスなどの政府幹部が集まり、会合設立を表明した。日本から参加した鈴木俊一財務相は、発足について「歴史的快挙だ」と強調した上で、「早期に債務再編が合意されることを期待する」と述べた。