途上国債務問題「明白な進展」 円卓会議で―IMF、世銀トップ
2023年04月14日05時54分
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は13日、IMFと世界銀行の春季会合に際して記者会見し、途上国の債務問題で「明白な進展があった」との見方を示した。過剰債務国の経済再生には「債務再編が最善策だ」と訴えた。
新興・途上20カ国が「デフォルト」 為替介入も選択肢―IMF報告
IMFと世銀、20カ国・地域(G20)議長国のインドは12日、債務国と債権者らが一堂に会した「円卓会議」を開催。情報共有の強化などで合意した。
会議で決まった、関係者が債務再編の詳細を議論する「ワークショップ(小規模な会合)」に関し、マルパス世銀総裁は13日の会見で「5月に始める」と明言。債務水準の圧縮や金利の減免、償還期日の延長など、再編の条件に関する「公平な負担」について話し合うと述べた。