被害女性が検審申し立て 郡山の飲食店爆発―福島
2023年04月12日16時06分
福島県郡山市で2020年7月、改装工事中の飲食店が爆発して1人が死亡、31人が重軽傷を負った事故で、業務上過失致死傷などの疑いで書類送検され、不起訴となった当時の飲食店運営会社社長ら4人について、事故で重傷を負った女性(49)が12日、検察審査会に審査を申し立てた。女性の代理人弁護士が明らかにした。
県警は21年9月、爆発原因となったガス管の配置や管理が不適切だったなどとして、当時の運営会社社長やガス管の設置担当者ら5人を書類送検。地検は今年3月、「過失の認定が困難」として、いずれも嫌疑不十分などで不起訴とした。
女性は事故で顔などに重傷を負い、現在も治療を続けているという。死亡した改装工事業者を除く4人を申し立ての対象とした。