維新、公明との競合辞さず　次期衆院選の大阪・兵庫

　日本維新の会の藤田文武幹事長は１１日の記者会見で、次期衆院選に関し、公明党が大阪府と兵庫県で議席を持つ六つの小選挙区で独自候補を出すことも辞さない考えを示した。「公明の６選挙区に限らず全ての選挙区で原則擁立したい」と述べた。

自民、道府県議選で過半数　維新倍増、大阪府市も勝利―公明「全員当選」逃す

　維新はこれまで「大阪都構想」への協力と引き換えに公明党が候補を立てる選挙区で自前候補の擁立を見送ってきた。藤田氏は「都構想に一区切りがついた今、環境をリセットする」と強調。「大阪維新の会と兵庫維新の会の意見を聞きながら最終判断する」と説明した。