LGBT法成立に期待 「憲法の枠内、難しくない」―駐日米大使
2023年04月10日21時00分
エマニュエル駐日米大使は10日の内外情勢調査会での講演で、日本の国会で焦点の一つとなっている性的少数者(LGBTなど)に対する理解増進法案について「(日本国)憲法に含まれる原則や価値、理想を明示した法案の可決は、難しいわけではない」と述べた。自民党保守派の根強い抵抗が続く同法案の早期成立に期待を示した形だ。
エマニュエル氏は同法案に関し「(憲法の)枠を超えるものではなく、(憲法の理念を)強化しようとするものだ」と指摘。バイデン米大統領も性的少数者の権利保護を政策として掲げていると強調した。