• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

2月消費支出、1.6%増 4カ月ぶり、電気・外食代拡大―総務省

2023年04月07日12時14分

JR中野駅周辺の飲食店街=東京都中野区

JR中野駅周辺の飲食店街=東京都中野区

 総務省が7日発表した2月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は27万2214円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.6%増加した。プラスは4カ月ぶり。寒波の影響で電気使用量が増えたほか、新型コロナウイルス禍が緩み外食への支出が拡大した。

1月消費、前年比0.3%減 旅行・外食増で前月比はプラス

 光熱・水道代は、1月下旬からの全国的な寒波が響き13.2%増。このうち電気代は29.4%、ガス代は2.9%のプラスだった。
 外食は38.0%と大幅に伸長。特に飲酒代は約6倍に増えた。「企業などの大きめの宴会も少しずつ増加している」(総務省担当者)ためで、前年にコロナ対策の「まん延防止等重点措置」が適用されていた反動もあった。
 ただ、外食を含めた食料全体では0.4%減。魚介類が13.4%、調理食品が4.5%それぞれ減少するなど、家で食事をする機会が減ったのが要因だ。物価高に伴う節約志向も「皆無ではない」(同)とみられる。

こんな記事も

経済用語

経済



ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ