師団長も搭乗、二重の衝撃 信頼厚い機体「一体何が」―陸自ヘリ事故
2023年04月06日22時52分
10人が搭乗した陸上自衛隊の多用途ヘリコプター「UH60JA」が6日、消息を絶った。防衛省では陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長が緊急の記者会見を開き、現場の状況などから「航空事故」と判断したと、苦渋の表情で語った。
機体は双発で部隊では安全性への信頼が厚かった。陸自第8師団長の坂本雄一陸将も搭乗していたことも判明し、自衛隊には二重の衝撃が走った。
陸自関係者によると、UH60JAはエンジン2基のうち、1基が停止しても飛行可能。過酷な環境で任務を行う陸自の特殊作戦の訓練にも使われている。それだけに、「レーダーロスト(機影消失)」の一報が入ると、陸自幹部は「一体何が起きたのか」と驚きの表情を見せた。
午後9時ごろから会見した森下陸幕長は燃料の状況や、海域で発見されたUH60JAのものとみられる機材などから、航空事故と判断したと説明。「1秒でも早く隊員全員を救助するため、全力で捜索救難活動を継続していく」と強調した。