生き残り方を模索　東海テレビ放送の小島浩資社長

　▽…「今のテレビ局の数はたぶん維持できないのでは」と予想するのは、東海テレビ放送（名古屋市）の小島浩資社長（６４）。ネットメディアの普及などで、テレビ局の主な収入源である地上波放送の広告費は減少傾向にある。特に地方では業績が低迷する局もあり、「合従連衡が行われるのでは」と再編の可能性を指摘する。
　▽…小島社長は「われわれも危機感を持っている」としつつ、「苦しい時期だからこそ自分たちの存在意義は何かを見詰め直したい」と強調。開局以来６５年間、放送を通じて積み重ねた地元の信頼という「財産」を糧に、地域密着の取り組みを続け生き残りを目指す。