３５歳穴井「夢みたい」　混戦制し４年ぶりＶ―ヤマハ女子ゴルフ

　穴井は力強いガッツポーズで喜びを表現した。４年ぶりのツアー勝利。「まだ夢みたいだけど、本当にうれしい」と感慨に浸った。

穴井が４年ぶり優勝　ささきとのプレーオフ制す―ヤマハ女子ゴルフ

　強風が吹き荒れ、グリーン上のボールも転がりやすい。難しい状況でスコアを落とす選手が相次ぎ、一時は５人が首位に並ぶ混戦状態に。そこから一歩抜け出した。
　１５番（パー５）で、バンカーから第３打をピンそばにつけてバーディーを奪うと、最終１８番もバーディーで締めくくった。ささきとのプレーオフでも集中力を切らさず、最後は約１．５メートルのパットを沈めた。
　ドライビング・ディスタンスのランキングは昨季１位。ツアー屈指の飛ばし屋だが、今年はショットのコントロールも追求。パーオン率やフェアウエーキープ率が上がっている。４勝目に至るまでには苦労も多かったが、「無駄な時間は一つもなかった。かかるべくしてかかった」と振り返った。
　若い選手が多く活躍する国内女子ゴルフ界だが、３５歳の穴井もまだまだ負けていられない。「複数回優勝したい。賞金１億円も超えたい。メジャーも取りたい。欲望しかない」。笑顔で今後の目標を語った。