流れ引き寄せた甲斐　プロ野球・ソフトバンク

　ソフトバンクの甲斐が、流れを引き寄せる先制打を放った。二回、１死満塁で左越え二塁打。低めのフォークをうまく運び「何とか食らい付こうと。チャンスを生かせてよかった」と喜んだ。
　昨季は６年連続のゴールデングラブ賞を獲得しながら、打率は１割８分と振るわなかった。挽回を期す今季は、開幕３試合で４安打４打点。自然体で構えることが結果につながり、「自主トレでも続けていた。いい感じでできている」と手応えを口にした。
　世界一に輝いた侍ジャパンから合流して間もないが、気持ちは切り替わっている。「やるべきことは、昨年のシーズンが終わった時から決まっている。勝たなきゃいけない」。昨季の悔しい記憶を胸に、攻守のキーマンが絶好のスタートを切った。