抜てきに応えた１年生　東都大学野球・亜大

　亜大の４番に抜てきされた１年生の石川が、中大の西舘から先制二塁打を放った。生田監督は「東都で一番いい投手だと思っている。（石川）ケニーは大学生の怖さを知らない。彼の思い切りに懸けた」。四回２死二塁から外角の変化球を逆らわずに左中間へはじき返した。
　左投げ左打ちの強打者。茨城・明秀日立高時代は投手も務めており、昨夏の甲子園では石川がマウンドと右翼を行き来する小刻みな継投が話題となった。大学でも投打で活躍するつもりだが、「今回のリーグ戦は打者で出場させてもらっている。貢献できることを全力でやっていく」と力を込めた。