楽天の藤平、要所で粘る　プロ野球

　楽天の藤平は要所で粘った。１―０の五回に追い付かれたが、その後は１死一塁で松本剛を一ゴロ、野村を空振り三振に仕留めて傷口を広げなかった。６回１失点で勝利投手となり、「あそこを粘れたのが良かった。もう１点入っていたら勝負は変わってくる」。
　横浜高から２０１７年にドラフト１位で入った右腕。昨季までの６年間で計８勝と、やや伸び悩んでいる。今季は好スタートを切り、「相手の新人投手もいい投球をしている緊張感の中で結果が出たのは、２勝目、３勝目につながる」と力強く言った。