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今平、バックナインで一気 オフに「原点回帰」―東建男子ゴルフ

2023年04月02日18時37分

18番、バーディーパットを沈め、ガッツポーズする今平周吾=2日、三重・東建多度CC名古屋

18番、バーディーパットを沈め、ガッツポーズする今平周吾=2日、三重・東建多度CC名古屋

  • 18番、バーディーパットを沈め、笑顔でホールアウトする今平周吾(手前)=2日、三重・東建多度CC名古屋

 プレー中に、あまり喜怒哀楽を表す選手ではない今平が、右拳を力強く握り締めた。18番。最終組の二つ前で2メートルのバーディーパットを沈め、「自然とガッツポーズが出た」。通算20アンダーでフィニッシュし、優勝をたぐり寄せた。

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 ともに首位で出た最終組の石川と星野が、伸ばしながら競り合う展開。そこに割って入った。9番で二つ目のバーディーを奪い、「イメージをつかめてきた」。折り返して一気に加速し、12番からの3連続などバックナインで6バーディーと畳み掛けてトップへ。石川は「周吾の追い上げは想定していたけど、(この日)8アンダーはすごい」と舌を巻いた。
 2018、19年に2年連続賞金王に輝いた実力者。昨年10月に30歳となり、オフには「原点回帰」を試みた。出身地の埼玉県にある展望台の階段をほぼ毎日、10往復したという。中学時代に精を出したトレーニングで、「初心を忘れないという意味もあって。感覚的なものだけど、階段ダッシュは体のバネを養える」。
 年間勝利数は2度の2勝が自身最多。かねて「年間3勝」を目標に掲げてきたが、今季は幸先良く開幕戦を制した。「ならば上方修正を」とは言わず、淡々とターゲットに向かう。今年3勝すれば、通算勝利は2桁に乗る。そうなる日も遠くなさそうだ。

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