北朝鮮、ウクライナを非難 与正氏「核開発を企図」
2023年04月01日23時24分
【ソウル時事】北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は1日、ウクライナのゼレンスキー大統領を批判する談話を出し、米国の核兵器をウクライナ領内に搬入したり、独自の核開発を目指したりする「政治的謀略」を行っていると非難した。朝鮮中央通信が談話を伝えた。
根拠不明の訴えだが、ロシアのウクライナ侵攻を擁護したい思惑があるとみられる。談話は、ウクライナが「ロシアの核の照準圏の中にある」と主張。ウクライナが自ら「核の惨禍」を招こうとしていると警告した。
与正氏は、金正恩総書記の妹。1月にはウクライナへの米国の主力戦車供与を非難する談話を出した。