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記念の1勝、劇的結末 日本ハム、未来担う2人が決める―プロ野球

2023年04月01日20時31分

延長10回、サヨナラ適時打を放ち祝福される日本ハムの清宮(中央)=1日、エスコンF

延長10回、サヨナラ適時打を放ち祝福される日本ハムの清宮(中央)=1日、エスコンF

  • 新球場の「エスコンフィールド北海道」で初勝利し、喜ぶ日本ハムナインら=1日、エスコンF

 新球場での記念すべき1勝目。しかもサヨナラでの勝利に、エスコンフィールド北海道を埋めたファンが大きく沸いた。試合を決めた日本ハムの清宮は、お立ち台で「熱いです」。高ぶる気持ちを短い言葉に込めた。

日本ハムの清宮がサヨナラ打

 チームの未来を担う2人が、劇的な結末を呼び込んだ。両軍が好機を生かせないまま、同点で迎えた延長十回。先頭の4番野村は「キヨさんに回せば何とかなるだろう」。オープン戦は打率1割台だった22歳が右中間へはじき返し、二塁打でお膳立てした。
 大歓声の中で打席に立った5番の清宮は、意外にも平常心だったという。外角のチェンジアップを右前へ運び、プロ初のサヨナラ打。代走の福田光がヘッドスライディングで生還すると、ベンチから歓喜する仲間が飛び出した。
 開幕戦は他のカードより一足早く行われて注目されたものの、打線が振るわず力負け。その悔しさも残る中、若き中軸で決勝点を奪った。野村が「今後のファイターズを強くするには、クリーンアップが打つのが絶対条件」と言えば、清宮も「僕たちが打たないと優勝はない。その気持ちで毎日戦っている」。チームを今季初勝利に導いた2人の言葉に、頼もしさが出てきた。

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