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山梨学院、林が4完投 粘り強かった報徳学園―高校野球

2023年04月01日20時16分

優勝旗を手にする山梨学院の進藤主将=1日、甲子園

優勝旗を手にする山梨学院の進藤主将=1日、甲子園

 第95回選抜高校野球大会は山梨学院(山梨)が県勢初の優勝を遂げ、幕を閉じた。

エース奮闘、応えた打線 山梨学院、走塁で揺さぶり一挙7点

 山梨学院は林が全6試合で先発して4完投。複数投手を駆使するチームが多くなる中、計6四死球と安定感のある投球でマウンドに立ち続け、優勝に貢献した。チーム本塁打は決勝での1本ながら打線はつながりが良く、準々決勝からの3試合は5得点以上を挙げるイニングをつくった。
 報徳学園(兵庫)は3回戦で東邦(愛知)、準々決勝で昨夏優勝の仙台育英(宮城)をタイブレークの末に破り、春連覇を狙った大阪桐蔭(大阪)との準決勝では5点差をひっくり返して逆転勝ち。強力な打線を武器に、「逆転の報徳」の異名通りの戦いぶりだった。
 4年ぶりに声出し応援が可能となった大会。地元とあって、アルプス席以外からも大きな声援が送られたことも、粘り強さと関係があるだろう。
 直近に公式戦がない春は投手優位になりやすいとはいえ、2桁得点は、山梨学院が作新学院(栃木)との準々決勝でマークした1度だけだった。広陵(広島)の高尾、沖縄尚学(沖縄)の東恩納ら前評判の高かった投手が好投を見せ、継投でピンチを脱する展開も多かった。
 波乱はなく、投打のバランスが良かった大阪桐蔭、広陵が4強入り。県立校は3回戦までに全8校が姿を消したが、初出場の能代松陽(秋田)は大阪桐蔭を相手に0―1と健闘した。

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