ソフトバンクの藤井、先発でも「全力」　プロ野球

　ソフトバンクの藤井が、プロ初の先発登板を白星で飾った。７回２安打無失点、９奪三振。相手打線を寄せ付けず、「全力でいった。いいピッチングができた」。
　昨季はセットアッパーとして５５試合に投げ、防御率１．１２。自身の強い希望もあり、昨オフから先発として準備を重ねた。中継ぎとは違う組み立て方やペース配分に苦しんだが、東浜ら先発陣に助言を得ながら理解したのは、「共通しているのは、１イニングの積み重ねだということ」。
　目の前の打者に全力で立ち向かう本来のスタイルで臨み、「そこにたどり着けたのはよかった」と藤井。新たな役割で第一歩を踏み出した。