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終盤の粘り、決勝不発 報徳学園、八回好機生かせず―高校野球

2023年04月01日17時57分

応援席へのあいさつを終え、引き揚げる報徳学園の選手ら=1日、甲子園

応援席へのあいさつを終え、引き揚げる報徳学園の選手ら=1日、甲子園

 今大会で何度も見せてきた終盤の粘り強さを、決勝の舞台では発揮できなかった。逆転負けで春3度目の頂点を逃した報徳学園。主将の堀は「スタンドで応援してくれたみんなに申し訳ない」と悔しがった。
 5点を追う八回は、先頭の山増が中前打を放ち、2番岩本は1球目を三塁線へのバント安打。大阪桐蔭に逆転勝ちした準決勝の再現を願う声援が満員のアルプス席を中心に、左翼席や三塁側内野席まで広がった。
 しかし、3番堀は二ゴロ。4番石野の一ゴロの間に1人生還したが、5番辻田は三邪飛に倒れた。石野は「押せ押せだったのに、凡打で流れが変わってしまった」。五回に奪われた重い7点を、はね返すことができなかった。
 頂点を目指すという意味で「頂戦」を掲げ、東海の東邦、東北の仙台育英と昨秋の地区大会優勝校をタイブレークで撃破。近畿大会決勝で敗れた大阪桐蔭へのリベンジも果たした。「自分たち以上の力が出せた」と堀。勢いのままに駆け上がるかと思われたが、最後に関東王者の山梨学院に屈した。
 「これをいい経験にして、最後の夏は絶対に日本一になりたい」と堀。頂点へのあと一歩を埋めに、8月の甲子園に必ず戻る。

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