山梨学院、一気に頂点　県勢初の栄冠―選抜高校野球

　第９５回選抜高校野球大会最終日は１日、阪神甲子園球場で決勝が行われ、山梨学院（山梨）が報徳学園（兵庫）を７―３で破り、初優勝を遂げた。

打線活発な両チーム　投手起用がポイント―高校野球・決勝の見どころ

　山梨学院は春夏通じて山梨県勢で初めて決勝に進み、一気に頂点に立った。
　２点を先行された山梨学院は、五回に佐仲大輝捕手の２ランなど６安打を集中して７点を奪い逆転。全６試合に先発した林謙吾投手が粘り強く完投した。
　報徳学園は２００２年以来３度目の春制覇はならなかった。　

　

　◇優勝校の横顔
　山梨学院（山梨）　甲府市にある１９５６年創立の私立校。硬式野球部は５７年創部で甲子園には春６度、夏１０度出場。駅伝部、サッカー部も全国制覇の経験がある。主な出身者にプロ野球ソフトバンクの明石健志コーチ、サッカー日本代表の前田大然選手、シドニー五輪競泳女子代表の萩原智子さんら。