役割果たした青柳　プロ野球・阪神

　阪神の青柳が開幕投手の役割を果たした。六回途中まで投げて１失点。直球に力があり、積極的にストライクを奪った。四回までは一人の走者も出さず、「入りが大事だと思ったので全力で行った」。初めての大役を堂々と勤め上げ、満足げだった。
　昨年も指名こそされながら、直前で新型コロナウイルスに感染。開幕戦はテレビで見るしかなかった。大量リードから逆転負けしたチームはその後、９連敗。滑り出しに貢献できなかったことが気がかりだったという。大事なマウンドでエースの責任を果たし、「チームが勝てたのが一番大きい」と笑顔を見せた。