中国客の訪日促進へ文化体験 コロナ後の旅行解禁見据え―北京
2023年03月31日18時38分
【北京時事】北京の日本大使館で31日午前、中国客の訪日促進に向けた食や文化の体験イベントが開かれ、中国の旅行業界関係者ら約350人が参加した。中国では新型コロナウイルスの影響で日本への団体旅行が依然制限されているが、解禁後を見据え、日本への関心を高めるのが狙い。
垂秀夫駐中国大使は「皆さんの訪日への情熱をかき立てるため、数々の項目を用意した。思う存分参加してほしい」とあいさつした。
来場者は福島県の「ホッキ飯」や京都府の「ばらずし」といった郷土料理を試食したほか、マグロの解体ショーや徳島県の阿波おどり、沖縄県の三線演奏を楽しんだ。日本の着物や茶道を体験した中国人女性は「旅行が解禁されたら日本の地方の風景を見に行きたい」と語った。