「トランプは常にうそつき」 検察周辺にメディア集結―NY
2023年03月31日13時34分
【ニューヨーク時事】米ニューヨーク・マンハッタン地区の大陪審が30日、トランプ前大統領を起訴したことを受け、現地の検察庁舎周辺に報道陣や反トランプ派の人々が詰め掛けた。庁舎前の公園には「トランプは常にうそつき」と書かれた大きな布が広げられた。
庁舎前の道路には、トランプ氏支持者らの抗議行動に備え警官が配備されたほか、それを大きく上回る50人以上の報道陣が十数台のテレビカメラと共に待機。反トランプ派も姿を見せ「トランプは終わった」「トランプは有罪だ」と書かれたプラカードも目につく。これまでのところ庁舎周辺で大きな混乱は起きていない。
西部カリフォルニア州出身のエム・イングラムさん(20)は「最善の形でのスタートではなかったが、進展してよかった」と起訴を歓迎。「まだ始まったばかりだ」と、公判の先行きに期待を示した。
トランプ氏が一時居住していたニューヨーク市内の「トランプ・タワー」前にも報道陣が集まった。トランプ氏支持者でカリフォルニア州から観光で来たショーン・ソラントスさん(55)は「近く起訴されると思っていたので、驚きはない。また大統領選に出るなら応援したい」と話した。
米メディアによると、フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」周辺には数十人の支持者が集まり、連帯を示した。