飛行機そっくりの夢の家を建設 カンボジア

2023年03月30日17時14分

【シエムレアプ(カンボジア)AFP=時事】カンボジアの飛行機マニアの男性が、自家用ジェット機を模した家を建設した。本物には一度も乗ったことがないが、憧れだったという。(写真は、カンボジア・シエムレアプ近郊で、チラチ・ポーさんが建てた飛行機そっくりの家)
 建設業に従事するチラチ・ポーさん(43)は、妻に先立たれ、3人の子を育てている。
 有名なアンコールワット寺院群があるシエムレアプ近郊の田んぼの中に、翼、尾翼、着陸装置、エンジンなどを備えた「飛行機」そっくりのコンクリート製の建造物を1年近くかけて建設。30年以上かけて貯めた2万ドル(約260万円)を費やした。
 「子どもの頃からの夢だったので、目標がかなってうれしい」とチラチ・ポーさんは語った。
 6メートルの支柱の上に立つ建造物の中には、ベッドルームとバスルームが2部屋ずつある。インターネットでいろいろな自家用ジェット機の映像を見て、自分で設計したという。
 「飛行機に乗っている気分で生活し、この中で寝て、バスルームを使い、食事もできる。これが自分のものなんて、とても満足している」とAFPに語った。
 見学者には50セント~1ドル(約65~130円)を請求している。
 チラチ・ポーさんの次の夢は、いつか本物の飛行機に乗って空を飛ぶことだ。
 家族で訪れた女性は「とてもきれいで、すてき。近くにはヤシの木もある」と話した。
 「お金ができて行きたい場所が決まったら、飛行機に乗って行ってみたい」と話した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

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