南海電鉄を書類送検 月100時間超残業疑い―労基署
2023年03月30日20時26分
社員に違法な長時間労働をさせたなどとして、大阪中央労働基準監督署は30日、労働基準法違反容疑で、法人としての南海電気鉄道(大阪市)と同社の課長ら2人を書類送検した。
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送検容疑は、同社人事部の担当課長が2022年3~4月、社員1人に労使協定の上限を超える月100時間以上の時間外労働や休日労働をさせた上、この社員ら3人に残業代計約42万円を支払わなかった疑い。
20年12月には、当時のSC営業部の担当課長が社員1人に月100時間を超える時間外労働などをさせ、残業代約21万円を支払わなかった疑いが持たれている。
南海電鉄の話 再発防止に努め、労働時間の厳正な管理に取り組む。