充実の７バーディー　金谷、アジアで勝って自信に―東建男子ゴルフ

　引き締まった表情の中でも、口ぶりに充実感がにじんだ。「いいプレーだったと思う。ショットの調子が良くて、パッティングも決まった」。金谷が７バーディーでノーボギー。開幕戦の初日に快調なスタートを切った。
　インから出て、１１番（パー４）で第１打を左に大きく曲げたが、レイアップして残り１２０ヤードからの第３打を５０センチにぴたり。「いいパーセーブができた」。直後の１２番から連続バーディー。１６、１７番も取り、折り返して３バーディーを加えた。
　アマチュアでツアー優勝を果たすなど、早くから将来を嘱望され、２年前のこの大会を含め３勝している２４歳。昨季は欧州を中心に海外経験を多く積み、今年は２月にアジアツアーのインターナショナルシリーズ・オマーンを制した。「あの勝利で、今は一打一打、自信を持って打てている」
　同伴の石川の存在も好影響を及ぼしているといい、「学生時代に同組だった時と同じように、すごくいいリズムでプレーできた」。その石川は「彼はアマの頃から完成の域で、今も少しずつ肉付けしている。こういうスコアもうなずける」と評した。